2025年4月27日日曜日

ブレーキディスクローター&パッド交換

「換えたい換えたい」と思っていたブレーキディスクローターとパッドをようやく交換です。

一度トライしてみたのですが、ブレーキディスクローターを止めている皿ネジ(鉄)が錆びておりネジ穴が脆くなっていて、普通に手で回したのではナメてしまうことがわかりました、、というか少しナメました(笑)

ということで、新ツール「ショックドライバー」を買いました!
アストロプロダクツ製(¥3509)ずっしりと重くしっかりしてます。


前に活躍した凍結浸透ルブも噴射しておき、ショックドライバーのお尻を叩いて無事ネジを回すことができました。固着していたディスクは後ろからハンマーで叩いて外しました。


新旧比較。新しいディスクは以前買っておいたDIXCEL製PDです。防錆コーティングがされているので旧ディスクのように錆び錆びにはならないでしょう。
 
パッドも一緒に交換します。205だと本当は4410.XX番のキャリパーのはずなんですが、Citroen SAXO などに使われる Bendix製の 3398.75(左)、3398.76(右)でした。パッド型番は 4250.51 です。

RKプランニングさんからTRW製の社外品(¥5500税込)を取り寄せ。いつもありがとうございます。

新旧比較。整備記録を見るとディスクとパッドの前回交換は2009年12月なので15年以上経っています。5mm以上厚みが違います。タイベル同様もうちょっと早めに交換できたら良かったなと思います。

ピストン戻し(¥1980)で隙間をあけて、、
 
交換後

キャリパーも磨いてやるとだいぶ見栄えが違うと思いますがそんな余裕はなし(笑)
新しい皿ネジ(6Φ x 15mm)はステンレス製で20個入り300円のものを使用。

併せて、燃料の噴出量が気になっていたので O2センサーを掃除して煤を取りました。
Before

After

2025年4月5日土曜日

ブーツ交換

先日下回りを点検した際に、ドライブシャフト右側のブーツにスパっと切り傷があるのを発見したので交換です。この傷穴から多少グリスが漏れていました。
昨年ゴスさんに新品ドライブシャフトへ交換してもらったばかりなのに。。(汗)

液体ガスケット(赤)がついてる部分が切り傷があった箇所

とにかくゴム製ブーツは耐久性がないので、ネオブーツ(樹脂製)に交換です。
昔一度、型番で失敗しているので、現調して型番を決めました。

結果、現在ついているShaftec製ドライブシャフト(P106R)に合うのは、B-Q04(ミヤコ M-512G 小径28.7/大径84.8に相当する) と推定。Amazonが最安で3200円+送料で購入。

早速、交換作業。
切り傷が入っていること以外はキレイな状態のブーツ。もったいないですが取り外します。


ネオブーツに交換後。駐車場作業なので作業が意外に大変です。何度もやってる作業ですがバンドを巻き付けてキメながら最後ツメを折ってかしめるところは結構大変です。 

2025年3月14日金曜日

オイル交換

オイルゲージに付いたオイルをふき取るとかなり水っぽくてガソリン臭もします。。
実はこの前のタイベル切れ事案の影響で、オイルパンに結構な量のガソリンが落ちており、オイルの粘土がヤバいことになっているので交換しました。

原因が判明するまでにポンプ交換やフィルター交換、イグニッションコイルや点火プラグなど様々なものを交換しながらクランキングテストを繰り返した結果、点火できないのにガソリンばかりが噴出されて、ガソリンが相当量オイルパンに落ちていたということです。

前回フィルターを交換していますが、こういった事情なので今回もフィルターを交換します。オイルフィルターは常にモノタロウで買い置き済みです。

オイルフィルター Bosch P3261(¥1200位)

旧オイルフィルターを外したところ。リフトしているので下から手を入れて外しました。
オイルフィルターは毎回手締めでやっています。これまでフィルター付近での漏れたことはありません。
新品オイルフィルターのゴムパッキンにお約束で新オイルを塗ったあと、手でキツく締められるところまで締めます。


先日購入しておいた PetroCanadaの SUPREME 10W-30を5ℓ強入れてあげて終了です。

2025年2月8日土曜日

パワステホース交換

以前からパワステフルードが漏れていたのですが、継ぎ足しを繰り返して騙し騙し乗ってきました。
前回、タイミングベルト交換という大きなイベントをクリアーして気を良くしたのでホース系交換イベントの最初としてチャレンジしてみました(笑)

リフトアップした車体下から見上げている写真ですが、パワステリザーバータンクから下へ延びるホース(黄色マーカー部分)は滲みどころかタレています。


タンクとパワステポンプを接続するステアリングサーボユニオン(4020.H4)はさすがにもう部品が手に入らないので汎用の耐久ホースとホースクリップで代用されています。
同様にリターンパイプに向かう低圧ホース(4020.G0)もタンク接続部で漏れていますので、今回両方のホースを交換します。

青色部分がステアリングサーボユニオン

交換部品:
・ホース① 内径9.5mm、2m(¥5,998x1, 税抜)
・ホース② 内径15.9mm、1m(¥3,998x1, 税抜)
・ホースクリップ① 使用範囲16~22Φmm 2個(¥269x2, 税抜)
・ホースクリップ② 使用範囲22~29Φmm 2個(¥299x2, 税抜)
 合計:¥12,246(税込)いずれもモノタロウにて購入。




取り外したタンクと旧ホース。タンクから延びるホース前半部分がテカテカしています。
ホースの対抗接続部側は漏れがありません。タンクとホースの接続部が経年とともに緩んでくるのは理解できます。今後も定期的にチェックするポイントですね。


新しいホースを取り付けます。これを元通りにつなぐのが大変でした。

これはホースを外す前のボンネット内の写真ですが、青色枠が内径9.5㎜ホースです。
ウォッシャータンクの後ろに回してパワステリザーバータンクにつなぐのですが、ウォッシャータンクとの兼ね合いでとにかく手が入らないくらい狭くて難儀しました。


そして、こちらは旧ホースを外す前の車体を下から見上げている写真ですが、内径9.5mmホースの反対側接続部、ここの新ホース取り付けが一番の難所でした。


金属の管(リターンパイプ)に新しいホースを通すのですが、ホースを通すための力が入れずらい。。
2柱リフトで車体をリフトアップして作業していますが、下からの作業でも狭くて手が入れずらく力が入りにくい。ボンネット内に顔を突っ込んで上からホースを管に向かって力を入れても、下から管を固定していないので力が垂直に伝わりにくくホースが入っていかない。。もちろん、ホース先端にフルードを塗って潤滑してあげても、です。
でも、この作業、2人で作業すれば楽にできると思います(笑) 一人作業なので難儀してるだけですね(笑笑)

このホースを通す手順としては、本来はこのリターンパイプも取り外して平地でホースを通してから組み付けるのが正しいと思いますが、漏れのないリターンパイプを外すのは面倒だし、リスクなので外さないで作業をしました。
手の握力がなくなるくらい力と時間を費やして何とか入れました。
ホースを入れたあとはとにかく可能な限りキツくホースクリップを締めました。

あとはタンクにパワステフルードを入れて、ハンドルを左右に何度も切り返してフルードの量を調整しました。600mℓ~700mℓくらい入ったと思います。
フルードですが、ペトロカナダエンジンオイルを間違って持ってきてしまったため、急遽現地でWAKOSのフルードを分けてもらいました。

漏れがないか近いうちに確認したいと思います。

2025年1月12日日曜日

復活しました

ここに至るまでに、燃料系、点火系を疑いあらゆるものを交換しました。でもエンジンがかからない。

①燃料ポンプ
②燃料フィルター・燃料ホース
③エアフィルター
④イグニッションコイル
⑤プラグ
⑥ステッピングモーター
⑦スロットルセンサー

もうほとんど交換できそうなものを交換して、「ボッと初爆はあるんですが、、」と年末にあらためてゴスさんと話していたところ、「本当に初爆してる?もしかしてタイミングベルト切れてない?」ということで、タイミングベルトカバーを開けてみたところ、、ばっちり切れてました(;'∀')
結局エンジンがかからない原因はタイミングベルトが切れていたことと判明。

タイベル交換履歴を調べてみたところ、2012年に替えていました。
エアフィルターカバーにも交換日シールが貼ってありました。

12年9か月経っています。年数的にいつ切れてもおかしくない状態でした。
距離的には4万キロくらいだと思います。

原因はわかったので、交換すればイイだけですね、はい(苦笑)
バルブがピストンのヘッドに当たっていなければ、の話ですが(汗)
10%くらいの確率でエンジン修理になるそうです(20万~)

今回さすがにゴスさんに作業をお願いしようと思いましたが、年末年始の長期連休前だし、交換部品も揃っているし、バルブが問題ない場合は自分で最後までやってみることにしました。

結果、1/2から始めて終わったのが1/10でした。
駐車場作業でエンジン下せるわけではないので狭いところに手が入らない中、本当に大変な作業でした(泣) 
でも、やりきった晴れ晴れとした気持ちというか、自分でやれることは自分でやるという覚悟がより強くなり、今後もさまざまな交換作業にチャレンジする自信がつきました。

以下、作業の様子を書いていきたいと思います。
言うまでもないことですが、素人の作業記録なので間違っている内容もあるかも知れません。ご承知おきください。

■交換部品
①2021年にebayで買っておいた Conti の WP+TimingBelt Setです。
この頃に替えていれば、、という感じですがどうして交換しなかったの自分?(笑)
お恥ずかしい話ですが、外から見えるファンベルトの状態だけ見て大丈夫!と勘違いしていました。問題のタイミングベルトはベルトカバーを外さないと見れないのに。。(笑)


②エアコンベルト(4PK840)
まだしっかりしていたので交換不要でしたが、クランクプーリーボルトを緩めるための裏技用に使ってしまったため交換しました。(RKプランニング¥1980)



■タイベル確認
カバーを外すと手で動かせるくらいベルトがゆるゆるでした。。


■交換作業前
①バッテリーのマイナス端子を外しておく。
②クーラント抜く(※WP交換予定だったため。結局、今回はWPは交換せず)

■交換作業
①右ホイールを外して、シールドを外す。

②補機ベルト(エアコンベルト、オルタネーターベルト)を外す。
まず、手前からローラーを緩めてエアコンベルト(4PK840L)を外す。
 
次に、ボンネット内のオルタネーターをとめているボルト2個を緩めてオルタネーターの位置をエンジン側に倒し、オルタネーターベルト(4PK955)を外す。
エンジン側のオルタネーターボルトは22㎜のメガネレンチで。
ベルトの状態は両方ともしっかりしていました。全然続行可能です。

③クランクプーリーのボルトを外す。外したエアコンベルトは旧ベルトを使った裏技用に使用しクランクプーリーのボルトを固定して外す。噂通り非常に固い。
エアコンベルトは新品に交換します。

外したクランクプーリーボルト(22㎜)。締め付けトルクは109Nm。

プーリーを外して、ベルトカバー(下部)を外す。

ベルトカバー(下部)を外したところ。
切れたベルトの先っちょとベルトの削りカスが溜まっています。

外したベルト。次回は切れる前に交換したいです。

⑤タイミングベルトをかけるためにベルトカバー(中部)を外す。これを外さないとテンションローラーやウォーターポンプは交換できないです。


ベルトカバーを外したところ。テンションローラー(上)とウォーターポンプ(下)が見えています。ウォーターポンプも交換予定でしたが、まったく漏れがなく状態が良かったため、今回は交換を見送りました。


⑥クランクとカムの上死点位置合わせのためにダボが所定の場所に入るように調整します。
クランクプーリー側のダボを挿したところ。ヘインズマニュアルだと12時となっていますが11時くらい。ダボは8㎜のボルトを使いました。ダボ穴は10㎜が入るらしいのできっちりやるなら10㎜ボルトを挿したほうがよさそうです。




こちらのサイトも参考にしました。205Si はシトロエンBXと同じBDYエンジンです。

プーリー取り付け時の中央の切り欠き部分には小さなキーが入るので無くさないように注意です。

調整はプーリーボルト(22mm)を再度取り付けてラチェットレンチで手回しして調整しました。
1番と2番のプラグを取り外し、穴にさいばしを入れておいてクランクプーリーを1回転回し、上死点付近で1番に入れたさいばしのほうが高い位置にくることを確認しました(上死点位置の時、1番・4番と2番・3番のピストンヘッド位置が逆になるのを防ぐため)
このクランクプーリーを回すときにバルブが引っかからずに回せたことがラッキーでした。
バルブがピストンに当たって曲がっていたりすると回らないそうです。この時点でバルブは大丈夫だろうと判断しました。


カムシャフト側のダボ位置。ヘインズマニュアルだと7時となっていますが、実際は7時から8時の間くらい?カムシャフトの微妙な位置合わせは、カムシャフトのボルト(19㎜)をラチェットレンチで手回しで調整しました。プラグを抜いて回すと気圧の影響を受けず回しやすいです。

⑦タイミングベルトをカムシャフト⇒クランクプーリー⇒ウォーターポンプへ通して、テンションローラーにかけます。テンションローラーでベルトを締め付けるために専用工具(スクエアレンチ8mm)で反時計回りにローラーを回して抑えつけながら、13㎜ソケットのラチェットでローラーのボルトをある程度締めます。
この状態でクランクプーリーボルトを1回転させてダボの位置が所定の位置からズレていないか確認します。
そして、テンションローラーを規定トルク(20Nm)で締め付けます。
スクエアレンチで反時計回りにキツく決めながら固定するとテンションがかなりかかるのですが、今回キツく締めすぎてしまい、あとでエンジンかけた際にキュルキュル音発生の原因となりました。鳴きをとめるためにテンションを気持ち緩めてやる必要があります。昔、原工房さんからゴスさんが聞いた話だと205はかなり緩めのテンションのほうが調子いいそうです。コマ飛びが怖くてどうしてもキツく締めがちになります(笑)


⑧このあとクランクプーリーで2回転回し、ダボの位置がずれてないか確認しました。
その後、クランクプーリーボルト(22㎜)を規定トルク(109Nm)でトルクレンチで締めます。
で、タイミングベルトカバーですが、上部、中部、下部と3枚の分割されているうち、ひとまず上部カバーのみ取り付けました。実は中部カバーが取り外し時に破損してしまったのと、下部カバーは変形しておりベルトと干渉して削られていた痕があったので取り付けていません... (-_-;)
近いうちに少なくとも中部カバーは取り付けたいと思います。

⑨オルタネーターベルト、エアコンベルトを取り付けます。今回はエアコンベルトのみ交換です。
⑩ホイールシールドを取り付け、タイヤを取り付け、クーラントを入れました。
⑪エンジン始動!
(キュルキュル音はタイミングベルトのテンションがキツすぎていたことが原因とわかり、後ほど緩めて解消しました)

■終わりに
今回、タイミングベルト交換をやりきれて良かったです。次はもっとスマートに作業ができると思います(笑)
ゴスさんには何度もアドバイス頂き感謝です。御礼申し上げます。