2021年9月10日金曜日

シリンダーヘッドカバーガスケット交換

9/4の清掃に引き続き、いよいよシリンダーヘッドカバーガスケットの交換作業です。

以下、おさらい。

シリンダーヘッドカバー周りにオイルが滲んでいる様子です。オレンジで囲っている領域ですね。


■準備したもの:

■交換手順 :
・シリンダーヘッドカバー周辺のオイル滲み清掃(これは9/4実施)
  1. カバーを外す前にエンジンのシリンダーヘッドカバー周辺のオイル滲み汚れを清掃する。パーツクリーナー及びペーパーウエスできれいにする。

・シリンダーヘッドカバー取り外し(Peugeot 205 Service and Repair Manualから)

  1. バッテリーのマイナスリードを外します。

  2. 必要に応じて、HTリード保持クリップをシリンダーヘッドカバーの背面に固定しているボルトを外し、クリップをカバーから離して配置します。

  3. 保持クリップを緩め、ブリーザーホースをシリンダーヘッドカバーの左端から外します。元の圧着タイプのプジョーホースクリップがまだ取り付けられている場合は、それを切り取り、廃棄します。取り付けには、標準のウォームドライブクリップを使用してください。

  4. 2つの保持ナットを外し、各シリンダーヘッドカバースタッドからワッシャーを取り外します。

  5. シリンダーヘッドカバーを持ち上げて外し、ラバーシールと一緒に取り外します。
    シールに損傷や劣化の兆候がないか調べ、必要に応じて更新します。

  6. 各スタッドからスペーサーを取り外し、オイルバッフルプレートを持ち上げて外します。(※XU5Mエンジンにはスペーサー、プレートなし)
いろいろと余計なものを外していきます

最後にカバーのナットを外します

カバーを外します。
内部に塵やモノが落ちないように養生します。


シリンダーヘッドと接する部分であるガスケットの底面はオイルまみれです。
オイルが漏れていることをモノ語っていますね。硬化したガスケットの形状の凸凹が激しそうです。


中央



カチコチに硬化していたガスケット



・追加作業
  1. シリンダーヘッドカバーの清掃
    カバー取ったらむき出しのシリンダーヘッド内にゴミが落ちないようにビニールシートを被せ養生する。カバーがオイルと砂で汚れているのでパーツクリーナーとペーパーウエスで掃除する。




・シリンダーヘッドカバー取り付け
※数字手番で黒字は「Peugeot 205 Service and Repair Manual」の手順、青字手番は追加手順。取消し線はXU5Mエンジンに当てはまらない手順もしくは今回実施しない手順。

  1. シリンダーヘッドとカバーの合わせ面を注意深く清掃し、微量のオイルをすべて取り除きます。

  2. ゴム製シールをシリンダーヘッドカバーの端に取り付け、全長に沿って正しく配置されていることを確認します。






  3. オイルバッフルプレートをエンジンに再度取り付け、スペーサーをバッフルプレートのくぼみに配置します。(※XM5Mエンジンにはプレート、スペーサーなし)

  4. シリンダーヘッド側の合わせ面の淵に沿って、液体ガスケットを素早く塗布する。





  5. ラバーシールがずれないように注意しながら、シリンダーヘッドカバーをエンジンに慎重に取り付け直します。





  6. シールが正しく配置されていることを確認してから、ワッシャーとカバー保持ナットを再度取り付け、指定されたトルクで締めます。
    (仮締め)ここではトルク締めしない。指で締める。


  7. 液体ガスケットが乾く1時間後に規定トルクで締める。
    (シリンダーヘッドカバーナット:16Nm)
    ※液体ガスケットは24時間後に完全に硬化する。

  8. 必要に応じて、HTリードクリップをヘッドカバーの背面に再度取り付け、固定ボルトをしっかりと締めます。

  9. ブリーザーホースをシリンダーヘッドカバーに再接続し、保持クリップをしっかりと締めて、バッテリーのマイナスリードを再接続します。


・+α作業
ついでにイグニッションケーブルのハーネスブラケットを交換しています。
ナットで止める部分が割れています。Si用は 5979.79です。



以前、GTI用ハーネスブラケット(5979.63)の程度の良いものをタダで入手していたのでひと手間かけて交換です。Si用と形状が違いますが流用できそうです。





300°C に耐えるテフロンテープ。ガラス繊維でできています。

素材はABS樹脂だと思いますが高熱が伝わらないように耐熱テフロンテープを裏に施工してみました。


ナットで止める部分は割れやすいのでガッチリ貼ってます

表からは茶色いテフロンテープが目立たないように

実際、交換作業をしてみるとシリンダーヘッドカバーとブラケットの接点はボルト2カ所の部分だけなので高熱の影響をもろに受けるということはないようです。
割れないためには、2カ所のナットを締めるトルクに気をつけたほうが良いと思いました。
キツく締める必要はないですね。

追記:2021/09/11

翌日の写真です。液体ガスケットは24時間で完全に固まります。




エンジンルーム内を少しずつキレイにしていきたいですね。

Before

After

追記:2021/09/16

エンジンルーム内を少しキレイにしました。


追記:2021/09/20,21

エアーインテークアウトサイドグリルとワイパーアームを塗装しました。
ウォッシュクリーンで洗車後の写真です。


追記:2021/09/24

さらにエンジンルーム内を掃除しています、、つづく。


追記:2021/09/25

もういっちょ!エンジンルーム内を掃除しています。


走行距離:76850km(正確には146773kmです)