2023年7月30日日曜日

ブレーキフルード交換

先日、用事からの帰宅途中、ブレーキを踏んでもかなり奥まで踏み込まないと効かないという症状が出て焦りました。サイドブレーキにも手をやりながら慎重に帰宅しました。

その翌日は何事もなかったようにいつも通りのブレーキ踏みしろ感に戻りました。
原因はわからないですが何かをしなければ、、というわけで6年以上していないブレーキフルードの交換作業をゴスさんにお願いしました。。
ブレーキフルードは持ち込みです(古河薬品工業 ブレーキフルード BF-4)。
※以前自分でやろうと考えて準備はしていました

<ブレーキフルード交換手順>
1.リザーバータンクに現在入っている古いブレーキフルードを minあたりまで上抜きします。
2.新しいブレーキフルードを一杯まで入れます。
3.マスターバックから一番遠いブレーキから抜いていきます。
  助手席リア→運転席リア→助手席フロント→運転席フロント
4.助手席リアキャリパーのブリーダープラグナットのゴムキャップを外し、プラグナットにメガネレンチをセットしてワンマンブリーダーのチューブをプラグナットに繋ぐ。
5.メガネレンチでプラグナットを10°の位置まで緩める。
6.ブレーキを踏む前に、サイドブレーキを下す。
7.ブレーキを10回程度ゆっくり奥まで踏む。ワンマンブリーダーに落ちてきたフルードを確認する。リザーバータンクの量を確認しながらフルードを継ぎ足す。
8.メガネレンチで閉める。強く締めすぎないように気を付ける。
9.次に運転席リア→助手席フロント→運転席フロントの順番に同様の手順で実施。
10.これを2サイクル実施する。※今回汚かったので念入りにやってくれました。
11.最後にブレーキの踏み具合・踏みしろを確認する。

今回、かなり黒いフルードが出てきました(汗
2サイクル実施してキレイな透明になりました。

交換後、ブレーキの効きが良くなったことを感じます。
ゴスさんの作業を見ていてやり方は理解したので、今後は最低2年に1回(車検のタイミング)で交換していきます。


ゴスさんガレージのタープ模様がボンネットに投影されてしましまに💦
※こういう柄ではありません(笑)

エアコンガスチャージ&オイル交換(81,518km) ※本当は151,441km

いつからだったかクーラーが全く効かなくなって久しいです。。
もう2シーズンくらい前からですかね。。
これでは夏にはもかちゃんを連れてドライブなど到底できないわけです。。(なのでいつも旅行は涼しい秋でした)

というわけで、クーラーガスチャージをお願いしにゴスさんに連絡するも、いつもこちらの都合で連絡してしまい(笑)、なかなか作業日時が合わなくて5月頃から延び延びになっていました。で、この際、自分でやってみよう!ということになりました。
(※このブログ記事は自分用の備忘です)


エアコンガスチャージ関連のYouTubeを見たり、205 のガスチャージネタブログをサーチしたりして知識を付けていきました。

まず、準備として購入したのは↓コチラ(合計¥17,380)

購入したもの
真空ポンプ&マニホールドゲージセット(¥11,550)※限定クーポンで1000円引き
R-12対応エアコンガス Air-Cooling(¥1190x4本)
R-SP34E オイルコンディショナー(¥1590)
温度モニター(¥480)


205SIのACデータ
ACコンプレッサ:SANDEN SD508 5431(6453.K2)
冷媒バス:FREON412 1kg
駆動ベルト:POLY V 4G
クーリングファン作動:15kg/㎝以上で低速、19kg/㎝以上で高速
コンプレッサカット(圧力):2.5kg/㎝以下でカット、26kg/㎝以上でカット
コンプレッサカット(エンジン温度):107°C以上でカット
エバポレータ温度センサ:メーカー(VALEO)
            抵抗値:10°C時 約9.3kΩ
                20°C時 約5.8kΩ
                25°C時 約4.6kΩ
                30°C時 約4.0kΩ
            メーカー(BEHR)
            抵抗値:10°C時 約5.5kΩ
                20°C時 約3.5kΩ
                25°C時 約2.8kΩ        

冷媒ガスデータ
R-12対応エアコンガス Air-Cooling(タカトテクニカ)
取り扱い説明書

R-12対応のエアコンガスです。現在使用しているエアコンガスに、そのまま補充填できます。R-Air Coolingだけで使用すれば、コンプレッサーへの負担が軽減されます。特殊オイルなど必要ありません。通常使用しているオイルが使用できます。

用途カーエアコン用(R-12・R134a) 対応冷媒種別R12 成分炭化水素ガス 主成分炭化水素ガス(可燃性) 危険物の類別非危険物

※R12 必要量 × 0.3=R-Air Cooling 必要量 ±50g
※205の場合、冷媒ガス量が1㎏なので、R-Air Cooling必要量は 0.3=300gです。
1缶が100gなので3缶300g 必要という計算です。



<作業手順> 真空引き~1缶目注入~コンプレッサーオイル注入~2缶目注入~3缶目注入

1.低圧サービスポート確認
私の205SI は低圧ホースしかありません(※別の205では高圧ホースがあるモデルもあるらしいです)低圧サービスポートはエンジン下のコンプレッサー横にあります。

写真はキャップを取ったところでバルブコアが見えています。バルブコアの劣化でガスが漏れることが結構あるらしいのでバルブコア交換も本当はやったほうが良いそうです。
キャップを取った際に「プシュッ!」と言わなかったので今回は大丈夫そうです。

2.マニーホールドゲージの低圧側ポートを Closeしておきます。
205では高圧ホースがないので、マニーホールドゲージの高圧側ポート(赤色バルブ)は最初から最後まで Closeにします。
マニーホールドゲージの低圧側ポートに青色ホースを接続します。また上記の205側低圧サービスポートに青色ホースコネクタを接続します。このとき、205側低圧サービスポート内バルブコアの虫ピンが押されますので青色ホース配管内はつながり、既存のガスと大気圧が混じった状態になっています。

3.真空ポンプにオイルを入れキャップを閉めます。

4.真空ポンプに黄色ホースを接続し、マニホールドゲージ側の真ん中コネクタに黄色ホースの反対側を接続します。真空ポンプの電源は家にあった災害用のバッテリーJackeryポータブル電源から取ります。

5.マニーホールドゲージの低圧側のバルブを Openします。
 この時点で205側の配管から真空ポンプまでがつながっている状態ですが大気圧の状態です。低圧側ゲージを見ると、ほぼ0MPa(大気圧)を指しています。

6.真空ポンプのスイッチON
 真空ポンプの電源スイッチをONにして真空引きを開始します。
 低圧側からポンプが空気を吸いだします。マニーホールドゲージの低圧側圧力ゲージがマイナス側に下がってきます。20分くらい放置しました。

7.20分後、マニーホールドゲージの低圧側のバルブを Closeします。
 この時点で配管内は負圧(真空)になっています。
 真空ポンプのスイッチをOFFします。20分程度そのままにしておきます。
 ガス漏れがある場合、ゲージが負圧状態から戻ってきてしまうので後ほど確認します。

8.20分後、ゲージが戻ってきていないことを確認しました。
真空ポンプから黄色ホースを切り離します。マニーホールドゲージ側は黄色ホースを接続したままです。

9.冷媒ガス1缶目のガス缶はエンジンを停止した状態で入れます。
 ガス缶をサービス缶バルブに接続します。そして、黄色ホースに接続します。
 まだ、針は下ろしません。黄色ホースの配管内は大気圧です。

 

10.サービス缶バルブを閉めて針を落とし、ガス缶に穴を開けます。
 そして、サービス缶バルブを開けて針を上げます。ガス缶と黄色ホースがつながります。
 この時、黄色ホース内の状態はガスと空気が混じった状態です。

11.マニーホールドゲージのパージバルブから黄色ホース内の空気を抜きます。
 パージバルブのフタを開けて虫ピンを押すと「プシュッ!」とガスとともに空気が噴きだします。2,3回やりました。これでガス缶~マニーホールドゲージの低圧側バルブまでがガスで満たされました。

12.低圧側バルブを Openします。

13.缶を温めたり、振ったりしながらガスを気化させて入れていきます。
これが結構入らないので時間がかかります。焦らずにじっくり時間をかけて入れた方が良いです。
今回レンタルガレージを借りて作業をしていたので時間が気になって気持ち早めに缶を外したところ、ガスが噴出しました(汗
某参考サイトにも書いてありましたが15分程度時間をかけて入れた方が良いと思いました。

14.冷媒ガス1缶目の終了判断は、マニーホールドゲージの黄色ホースにあるパージバルブを時間をおいて押して、ガスが勢いよく出るか、プスッと少しだけ出るかを見ました。
プスッと少しだけ出るようになったら交換しても大丈夫かなと思います。

15.マニーホールドゲージの低圧側バルブを Closeします。1缶目の注入終了です。
黄色ホースに接続されているサービス缶を外します。外すときに多少ガスがプシュッと出ます。

16.次はコンプレッサーオイルを入れます。1缶目と手順は同じです。黄色ホースにコンプレッサーオイル缶を接続します。

17.パージバルブで「プシュッ」と黄色ホース内の空気を抜きます。

18.低圧側バルブを Openします。

19.缶を逆さにしたり、振ったりしながらコンプレッサーオイルを入れていきます。これも時間がかかります。なかなか入っていきません。15分程度時間をかけたほうがいいかも知れません。

20.入れ終わったら、マニーホールドゲージの低圧側バルブを Closeします。

21.パージバルブで残っているガスを出します。黄色ホースからサービス缶を外します。
この時、残っているオイルが噴出すると思いますので飛び散らないようにビニール袋を被せながら外しました。

22.冷媒ガスの2缶目以降はエンジンをかけた状態で入れていきます。
まずは、黄色ホースにサービス缶2本目を接続します。1缶目と手順は同じです。

23.パージバルブで「プシュッ」と黄色ホース内の空気を抜きます。

24.エンジンをかけてエアコンを「最大風量」、「最低温度」、「内気循環」でオンにします。窓を開けた状態にします。

25.低圧側バルブを Openします。

26.缶を温めたり、振ったりしながらガスを気化させて入れていきます。
エアコン吹き出し口に設置した温度モニターで温度を確認しながら、サイトグラスで気泡の状態を見ながらガスを入れていきます。

最初39.7°C...(暑い)

だんだん温度が下がってきます

3本目途中


サイトグラス

27.入れ終わったら、マニーホールドゲージの低圧側バルブを Closeします。

28.エンジンを停止します。

29.パージバルブで残っているガスを出します。黄色ホースからサービス缶を外します。

30.マニーホールドゲージに繋がっている青色ホースと黄色ホースを外します。

31.205側サービスポートに繋がっている青色ホースを外します。もともとついていたキャップを取り付けます。

以上

結果:
3本目入れた後の吹き出し温度はだいたい以下の通りです。十分冷えるようになりました!あとはどれだけもつか、ですね。やり方もわかったのでひと夏もてばいいかなくらいで毎年補充する or 入れ替えるでもいいと思います。

 ・アイドリング時:14°C前後
 ・運転時:7°C程度

所感:
・やるまで非常に不安でしたが実際にやっていく中で理解できるようになりました。
・次回はもっとスマートにできると思います(笑)
・今回安い道具を購入しましたがDIYでやる分には問題なかったです。ただ、接続部は本当にしっかりキツく締めないと冷媒ガスが漏れます。

※次回の自分用の備忘録です。本ブログを参考にして実施されても責任は負えません。自己責任でお願いいたします。

P.S.
ついでにオイル交換(PetroCanada 10W-40 5ℓ)も実施しました。
※次回こそフィルター交換します💦


オイルドレンボルトとワッシャーも新品に交換済み。